どうも、シュンケンバッカー(@SHUNKENBACKER)です。
バズレシピ再現第2弾。
今回はイナダシュンスケ様(@inadashunsuke)のバズレシピ「30分チキン」を作ってみました。
焼き加減の難しい鶏むね肉の一番美味しい焼き方とのことで、今回はずっと気になっていたのでこちらのレシピを試したいと思います。
前口上
まえ‐こうじょう〔まへコウジヤウ〕【前口上】 の解説
実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。まえおき。「前口上が長い」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%89%8D%E5%8F%A3%E4%B8%8A/
今回のこのレシピ再現ですが、先に言っておくと1度目は失敗してます。
フライパンで「弱火」で30分焼く、という簡単なレシピでなぜ失敗したのか。
そして失敗した原因を踏まえて再挑戦もしましたので、それらも踏まえて読んでいただけると幸いです。
早速作っていく
今回の材料はこちら。
- 鶏むね肉 1枚(240g)
- 塩コショウ 適当
凝り性の人はニンニクとローズマリーを入れて脂に香りづけしてもいいとのことですが、別になくても問題ないとのこと。
作り方
冷たいフライパンにむね肉を皮を下にして置き、塩コショウを振り「弱火」で焼いていきます。
火力はこのくらい。これだけです。あとは30分とにかく放置。
※後々この判断が失敗の原因となります。
5分経過
焼き始めてから5分経過。
見た目に特に変化はありませんがジリジリと焼ける音が聞こえてきました。
焼き始めたら一ミリも動かさずに焼き続けるのがこのレシピのコツ。
なのでこのまま30分見守ります。
「美味い」が待っているならオレ待つよ。
※25分後に待っているのは失敗だけど。
15分経過
焼き始めてから15分経過。
なんかあまり変わってる感じしないな、って感じですが、
ちょっとずつですが脂が出てきました。
※この時点でレシピツイートと違ってきてる(実際だと15分後にはしっかり脂が出てるらしい)のですが、個人差はあるだろって思ったので特に気にしてませんでした(調理過程の個人差って何)
25分経過
焼き始めてから25分経過しました。
ちゃんと脂でてきますね。少ないですけど
※本当ならもっと脂が出ているらしいです。。
ちなみにこの辺りでローズマリーやニンニクを入れて脂に香りづけすると最高なんだそうです。
30分経過
焼き始めてから30分経過。見た感じ生っぽいですが表面を触ってみると風呂に入っている時と同じくらいの温かさです(って書こうと思ってたけど失敗してるから普通に冷たい)。
ここでようやく鶏むね肉をひっくり返して3秒数えたら10分放置して完成!
さあひっくり返します!!
あれ?!
焼き色あまりついてなくね?!
なんてこった焼き色の「や」の字もない仕上がりになっている…。失敗だ…。
失敗した理由は火力のミス
失敗した理由を探る…というかもう単純に火力をミスってました。
なんと最初に設定した「弱火(だと思ってた)」は実は「とろ火」でした。
ここで今まで生きてきて弱火レベルだった火力を中火としてみていたという事も合わせて発覚しました…。まさか長年の常識が間違っていたなんて…。
ちなみに火加減の目安は以下の通り。
強火:鍋全体に火があたるくらいの火加減。煮汁がグラグラと煮立って、中の材料が動く状態。
https://www.kusanen.com/waterheater/conro-karyoku
中火:鍋底に火の先があたるくらいの火加減。煮汁がフツフツと煮立ち、中の具材が軽く動く状態。
弱火:鍋底に直接火があたらないくらいの火加減。煮汁はコトコト波打つくらいで、具材は動かない状態。
とろ火:弱火よりも弱く、やっと火がついている程度の状態。
ちなみにこの日の失敗した30分チキンですが、
再度ひっくり返して10分焼き直しました。
それで出来たのがこちら。
そうです。この見た目です。この見た目を”30分”で再現したかったのです。
※この時点で40分過ぎてる。
一応、レシピ通りこの後ひっくり返し、3秒数えたのち火を止め10分放置しました。
10分放置して、包丁を入れてみた。一応火が通っているように見えますが、、、
厚めの部分は生焼けの状態…。ここだけまたさらに焼き直して火を通しました。
結局この日作った「30分チキン」はトータルで50分チキンになってしまいました(これはこれで美味しかった)。
とりあえずこの日はTwitterで体裁だけ繕って終わりました。
再チャレンジする
翌日、日曜日(2021年1月17日)。正しい火力を踏まえてもう一度チャレンジします。
塩コショウをした鶏むね肉を冷めたフライパンに敷いて、
この火力で行きます(鍋底に直接火があたらないくらいの火加減)!
今度こそ「弱火」で30分だ!
※この後の5分、15分、25分の写真撮り忘れてしまいました。すみません。
30分後
30分経過しました。前回と違って端にいい感じの焦げ目がついてるのが見れますね。
さぁひっくり返すぞ…。
あ?!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
思わずインターネット老人会しちゃった。
そう、これです。これがクライアントが求めてた見た目です。
しっかり30分でコミットできました。
3秒数えたのち10分放置。焼け具合を確認するために包丁を入れます。
しっかり火が通ってます。
前回一部生焼けだった部分。
すこーし生っぽさを残したピンク色ですが鶏ハムと同じくらいの色味。つまり成功では(ちょっと無理やり感あるけど)?
実食
昨日に引き続きだけど、改めて「30分チキン」を実食します。
刺身みたいにわさびと醤油でいただきます。
パリパリの皮としっとりジューシーな肉!
わさびと醤油も合う。もっとガツンとしたいのが食べたいならにんにく醬油もアリかも。
いつもパサパサになるまで焼いても気にしてなかったのですが、ちゃんと美味しくなるように焼いた鶏むね肉ってこんなに美味いのか…。
時間はかかるけど火をゆっくり通すだけで食感とジューシーさが共存した鶏むね肉が出来上がりました。
正統派料理的バズレシピ
前回のバズレシピ記事は「食材×腕(調理の)×スピード(時間)=美味さ」を覆しましたが、今回は腕はともかく時間をかけた飯は美味い…。
休みの日にちょっと特別な飯を食べたいってときはいいかもしれない。
1回目は火加減をミスったせいで失敗しましたが、ちゃんと弱火を理解すると誰でも簡単にできるレシピだと思います。
料理の基本である火加減も知ることが出来たし、1粒で2度おいしい的なレシピじゃないでしょうか。
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